みんみんゼミ

第28回ゼミ報告

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1おかもと時計 2019/01/30 15:44 電話3PC PC

OB、OGのみなさんこんにちは。
報告が遅くなり申し訳ございません。第28回個人テーマ「合唱」の報告をさせていただきます。

合唱と宗教のつながりが深いヨーロッパ諸国では、教会で神にささげる音楽として合唱が高い地位に存在していました。そこで今回は、あまり宗教を重要視しておらず、信仰していても神道や仏教といった合唱を必要としない宗教を対象としている日本では、なぜ合唱団が多く存在しているのかを目的として考察しました。
そして発表者は、日本で合唱団が多く存在するのは、明治時代から音楽教育として合唱が取り扱われているとともに、当時から優れた合唱曲を作る作曲家が多く存在し、今日でも新しい合唱曲が生み出され続けているからではないかと、主張しました。

発表を聞いての質問は出なかった為、すぐにBBSのほうに移りました。
ベルリン放送合唱団の設立には教会は関係ないという認識で良いかという質問に発表者は関係ありません。しかし、同合唱団から発売されているCDでブルックナーのミサ曲が歌われていたり、教会で演奏もしていたりと、キリスト教音楽や教会と合唱団は切っても切り離せない関係であると言える。と説明しました。
また、合唱が音楽教育として初めて取り扱われた際に歌われていた唱歌は滝廉太郎などの優れた作曲家が作った曲なのか。また誰がどのような曲を作ったのか。という質問に対して、本当に初めて学校教育で使われた唱歌は、曲名ははっきりと出ていなかったが西洋から輸入した曲に無理やり日本語を当てはめたような作品であった。きちんと日本人に受け入れられた初めての唱歌であり、学校教育でも良くつかわれるようになったのは滝廉太郎の「花」である。と答えました。
一通りの質疑応答が終わり、意見に移りました。
日本で合唱団が多く存在するのは、ヨーロッパなどの聖歌隊といったような限られた人しか参加できないといった環境とは違い、アマチュアの方々でも気軽に参加できたからではないか。という意見に対し、もし多くの人が歌えた環境だとしても日本人の心に響かなくては広まっていくとは考えられない。その点で優れた作曲家たちが心に響く合唱曲を作り親しみを持たせたと考える。と反論しました。
安達先生からは、では「ちょうちょ」などの外国曲はなぜ今もなお親しまれているのかというご指摘を頂きました。
また、日本の合唱は戦争という背景があったため、国民統制をはかる手段として合唱(軍歌etc)が学校教育にも組み込まれ発展していったという意見に、今はなく例えば平和を求める「平和の鐘」などは今や続いていないと答えました。
安達先生からは発表者は今の合唱団、反論者は当初の合唱団の繁栄と時系列が一致していないとのご指摘を頂き、また日本の合唱団は女性が多く昔は専業主婦が多かったため続いた。反対に軍歌は男なので繁栄しにくかったのではという意見も頂きました。
曲がよかったというより団体で歌うことに目覚め、大学・会社などで歌う組織が増えていったのではないかという意見に対し、発表者は元の曲が優れていて、大人数で歌っていて楽しいと思える曲を作れたからこそであると反論しました。
そこで安達先生からそれが合唱が広まったメインの理由であるのか、サッカーや野球などは人数制限などがあるが合唱にはそれもなく、ハモることにより得られる快感に中毒性があった。また人数制限がない他に容姿、地位なども関係なくみな平等でいられるということも発展におおきな影響をもたらしたといえる。と意見を頂きました。

その後、評決をとりフロア側の勝利となりました。
最後に安達先生から、日本人は合唱することはあっても聴きに行くことはない。またアマチュアが多く「みんなで歌う」ということに快感を覚えたのである。日本の「カラオケ文化」もその考えが反映したものと考えられる という講評を頂きました。

以上で、第28回のゼミ報告を終わります。

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