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第26回ゼミ報告
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1 [しもやん]
OBOGの皆様こんにちは
第26回ゼミ個人テーマ「バレエ」の発表をさせていただきます
今回発表者は、ドイツに関連するクラシックバレエのテーマだけでなく、ドイツ発祥であるモダンダンス・ドイツ表現主義舞踊まで研究の幅を広げ、特に振付師のクルトヨースにも着目し考察を深めることを目的とし、ヨースがクラシックバレエの基礎や精神を根底においたモダンダンスを完成させたことで、それまでのディレッタンティズム(素人芸)に支配されたモダンダンスから脱却し、
この芸術性の高い表現主義舞踊としてのモダンダンスが人々の人気を集めたのではないか。即ち人びとが求めていたのは、クラシックかモダンかの違いというより、いずれにせよ芸術性の高い舞踊だったのである、と主張しました。
BBSの質問では、
・新しく現れたモダンダンスに、人々に昔から知られている伝統的なクラシックダンス要素を取り込むことで、観る人がとっつきやすいダンスになったのか?
・ヨースが融合したモダンダンスはどのような扱いだったのか?
・モダンダンス(バレエ)はドイツ表現主義に当てはまらないということなのか?
といった質問がありました
また、「高い芸術性というよりはヨースが手掛けたクラシックバレエとモダンバレエの融合という人々にとって新しいバレエという点で注目され人気になったのではないか」といった意見に対し、発表者は
「反戦をテーマとした緑のテーブルという作品は、クラシックダンスとモダンダンスを合わせてテーマをわかりやすく表現しており、その点において芸術性が高い」と反論しました
それに対し安達先生は、
「それでは反戦をテーマにしたから芸術性が高いのか?」
「クラシックダンスは美だけを求め、物語性が一旦停止している。モダンダンスはメッセージ性と時代性を重要視している。その2つが融合したことで、緑のテーブルは芸術性の高い作品であるのではないか」
と述べられました
評決の結果、今回は引き分けとなりました
以上で報告を終わります
12/24 14:29
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