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第6回ゼミ報告 グループテーマ「食文化」
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1 [かなざわ]
OB・OGの皆様 こんばんは。
今回のゼミ発表の司会を担当致しました金沢と申します。
遅くなりましたが、ゼミ活動報告をさせていただきます。
今回のゼミでは食文化チームが発表をし、ジャガイモ栽培がなぜドイツで定着し拡大していったのかを考察することを発表の目的とし、ジャガイモの栽培がドイツで定着し拡大していったのは、「18世紀の大飢饉の中でもジャガイモは育てやすい作物であったから」ということが一番大きな理由であると考える。と主張しました。
BBSには様々な意見が寄せられました。
「じゃがいもは寒冷地や痩せた土地など条件に恵まれない土地でも栽培可能であるため、大飢饉によって普及するというのは当たり前といえば当たり前なので事実の追認とも言える主張だと思います。
私からの意見としては、ただ栽培可能であるからと言って、それまでのじゃがいもに対する偏見があるドイツでそれが受け入れられるとは思えません。
大飢饉があり、その際に知識人がジャガイモ栽培を啓蒙して農民の偏見を解消していたことと、じゃがいもに飽きないためのレシピがどんどん開発されたことが、ドイツでじゃがいもが普及していった理由だと考えます」 と意見に対しては、
安達先生から、商品価値といった側面もあり、桃栗三年柿八年と育つのに年数がかかる作物は一度、収穫に成功すると、コンスタントに育てることが可能であり、次の収穫までに食い繋げればよい。育てにくいものでも商品価値が高ければ、品種改良を繰り返さならねばならない。というご意見をいただきました。
他にも、「主張では、ジャガイモの栽培がドイツで定着し、拡大していったのは、大飢饉の中でも育てやすい作物であったとありますが、確かにそれは事実だと感じます。しかし、育てやすいということは観賞用・薬用として伝播されている時点で気づいていることではないでしょうか。育てやすさというよりも食用として農民に広まる前から上流階級の人々が食べており、その美味しさ等、地道に啓蒙活動で広めていったからこそ定着し、拡大されていったのではないでしょうか。」 といった意見や、
「ジャガイモの食用として普及したのは主張の通りだと思います。しかし栽培といった視点から見ると、原稿の3.地道な啓蒙活動に記載されているように、「ジャガイモ栽培のための小指針」という冊子をまとめて農民たちに配布し、耕作方法、土壌や肥料、収穫方法、種類の説明や食味の違い、オススメの食べ方、など初歩的なジャガイモの知識が詰まったハウツー本を普及するなどと言った努力と30年戦争の後栽培が国王の勅命により強制、推奨された事が理由としては大きいと思います」という意見が挙げられました。
原稿でも挙げれているジャガイモの偏見については
安達先生から、ジャガイモへの偏見は、ジャガイモが育つ場所にある。ジャガイモは地面より下の地下で育つため、地下=冥土という印象が強く、遠ざけられたのだろう。 というご意見をいただきました。
また安達先生から発表者に対して、今回の発表は主張が事実の追認でフロア側が反論しにくい。正しいか正しくないかという事実よりも、自分の考えに沿った主張を組む努力が必要である。
ジャガイモが普及した理由より、現在の実態などをテーマにしてみるのもいいだろう。というご指摘もあがりました。
評決の結果、フロア側の勝利となりました。
以上で第6回ゼミ報告を終わります。
06/08 23:29
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