第13回ゼミ報告「合唱」

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1 [ミツザワ]
ゼミ報告が遅れましたこと誠に申し訳ございません。

第13回ゼミ報告「合唱」

今回の発表では、器楽的になったとされる合唱の中でも有名なベートーヴェンのミサ・ソレムニスという宗教合唱曲に注目し、考察することを目的とし、「多くの著名な作曲家がミサ・ソレムニスを手掛ける中で、ベートーヴェンの作品が最も有名である。その理由は、ミサ曲の通常文にテキストを付け加える、締めくくりの歌詞を変更する等、本来通常文に忠実であるべきだという考えではなく、そのテキストをベートーヴェン自身の解釈で表現したということが真新しく、革新的であったからではないか。」と主張しました。

挙げられた意見・質問として、
「多くの著名な作曲家がミサ・ソレムニスを手掛ける中で、ベートーヴェンの作品が最も有名である。その理由は、ミサ曲の通常文にテキストを付け加える、締めくくりの歌詞を変更する等、本来通常文に忠実であるべきだという考えではなく、そのテキストをベートーヴェン自身の解釈で表現したということが真新しく、革新的であったからではないか。」
「考察の「ベートーヴェン自身の歌詞の解釈」について、具体的にはどのような解釈なのか気になりました。」
「ウィーン楽 友協会から委嘱されていたオラトリオ(ヨーゼフ・ベルンハルトの「十字架の勝利」)が合唱協会から報酬を得ていたという記載もあったので、新作のミサ曲(「ミサ・ソレムニス」)が、当時ウィーンの合唱協会など幅広い購買層を開拓できたのではないかと考えました。もちろん曲の素晴らしいところも一因であると考えますが、当時の合唱協会に受け入れやすい曲を売りだした(発表した)からではたいかと考えました。」
「敬虔な人々の心に改めて「宗教的な感情」を呼び覚ますというのではなく、もろい信仰心しか持ち合わさない聴き手や演奏者に対して 神の家を創出する工夫を施し、神に対して感度の低い人々を教化すら事ができ、広く浸透し代表格となる作品になったのではと考えます。」
「多くの著名な作曲家がミサソレムニスを手掛けているがベートーヴェンのミサソレムニスが最も有名である。とありますが、ベートーヴェン版が有名といえるのは、作品が公開された当時から有名になってたからでしょうか。それとも音楽評論家などによる評価のもと、後からもしくは現代の評価からして有名なのでしょうか。」 
が、ありました。

当時は教会は聖、劇場は俗という関係があり、また、音楽と社会情勢は強い関係があるため、社会情勢についても調べるとよいというご指摘がありました。

評決の結果発表者の勝利となりました。

(追記:企画について、安達先生から「日大のアメフト」について、再度まとめ直すのはどうか、というご提案がありました。)
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