第25回ゼミ報告 みんみんゼミ
OBOGの皆様 こんにちは。第25回ゼミの司会を担当いたしました 金沢と申します。個人テーマ「労働」のゼミ報告をさせて頂きます。今回の発表では、日本でもドイツでも少子高齢化が進んでいる中で、ドイツでは年金受給開始年齢を迎えた高齢者の労働に対してどのような取り組みを行なっているのか、日本との比較を交えながら考察していくことを目的とし、ドイツでは、高齢の労働者に対して働き続けることが報われる年金システムの導入など少子高齢化に合わせた高齢の労働者に寄り添った柔軟なシステムの導入がされている。日本において賃金も低く、最高雇用年齢も65歳までの企業が多いのは、企業側は労働者が高齢であるというだけで労働者として役に立たないと思っているからではないか。という主張をしました。発表を聞いた上での質疑応答では、高齢者の雇用はアルバイトか正社員かどちらか、という質問が出ました。発表者側からはドイツではミニジョブといった形態で月の収入が450ユーロ未満である働き方があり、日本でいうと正社員に近く、アルバイト以上正社員未満である。日本では60歳の定年を超えても正社員ではあるが、収入は減る。という回答が出ました。安達先生からは再雇用といっても給料は半分であり、実際に高齢で働いている人は老後への不安や配偶者が働かせるブラック家庭が多いこと、趣味などの老後の楽しみが少ない人などといった働かざるを得ない状況が多い。働きたいという気持ちが純粋な意思であるかは疑問を抱く。というご指摘をいただきました。そこで発表者側からは今までの生活の水準を保ちたい、生活費のためではないか、という意見が出ました。次にBBSに載せられた意見や質問に移り、フロア側からは若い世代の給料を増やして、年金をたくさん払うべきということか、という反論に対しては、安達先生から、本来は年金というものはたくさん払えば、たくさん貰えるものだ。しかし現在の日本政府ら年金を老人にたくさん払い、今の若者が将来、老人になるまでの貯蓄が出来ていない。というご意見をいただきました。次に日本の企業で高齢者が役に立っていないのではなく、将来を見据えて、若者の育成などに資金を回したいのではないか?ときう意見には、安達先生から、高齢者が持つ経験や技術の継承が出来ておらず、かつ若者は修行などの厳しい訓練を求めない。これが技術大国 日本の現在の問題である。というご意見をいただきました。お金がないと日本では何もできないという発表者の意見には本当にお金の問題なのであろうか、日本では最低限の年金しか貰えないため、生活の水準を維持するのは難しい。従って、日本もドイツと同じように定年後の年金の受け取りを柔軟にリンクさせれば良い。というご意見を安達先生からいただきました。評決の結果、発表者側の勝利となりました。以上で第25回ゼミ報告を終わります。
OBOGの皆様 こんにちは。
第25回ゼミの司会を担当いたしました 金沢と申します。
個人テーマ「労働」のゼミ報告をさせて頂きます。
今回の発表では、日本でもドイツでも少子高齢化が進んでいる中で、ドイツでは年金受給開始年齢を迎えた高齢者の労働に対してどのような取り組みを行なっているのか、日本との比較を交えながら考察していくことを目的とし、
ドイツでは、高齢の労働者に対して働き続けることが報われる年金システムの導入など少子高齢化に合わせた高齢の労働者に寄り添った柔軟なシステムの導入がされている。日本において賃金も低く、最高雇用年齢も65歳までの企業が多いのは、企業側は労働者が高齢であるというだけで労働者として役に立たないと思っているからではないか。という主張をしました。
発表を聞いた上での質疑応答では、高齢者の雇用はアルバイトか正社員かどちらか、という質問が出ました。発表者側からはドイツではミニジョブといった形態で月の収入が450ユーロ未満である働き方があり、日本でいうと正社員に近く、アルバイト以上正社員未満である。日本では60歳の定年を超えても正社員ではあるが、収入は減る。という回答が出ました。
安達先生からは再雇用といっても給料は半分であり、実際に高齢で働いている人は老後への不安や配偶者が働かせるブラック家庭が多いこと、趣味などの老後の楽しみが少ない人などといった働かざるを得ない状況が多い。働きたいという気持ちが純粋な意思であるかは疑問を抱く。というご指摘をいただきました。
そこで発表者側からは今までの生活の水準を保ちたい、生活費のためではないか、という意見が出ました。
次にBBSに載せられた意見や質問に移り、フロア側からは若い世代の給料を増やして、年金をたくさん払うべきということか、という反論に対しては、安達先生から、本来は年金というものはたくさん払えば、たくさん貰えるものだ。しかし現在の日本政府ら年金を老人にたくさん払い、今の若者が将来、老人になるまでの貯蓄が出来ていない。というご意見をいただきました。
次に日本の企業で高齢者が役に立っていないのではなく、将来を見据えて、若者の育成などに資金を回したいのではないか?ときう意見には、安達先生から、高齢者が持つ経験や技術の継承が出来ておらず、かつ若者は修行などの厳しい訓練を求めない。これが技術大国 日本の現在の問題である。というご意見をいただきました。
お金がないと日本では何もできないという発表者の意見には
本当にお金の問題なのであろうか、日本では最低限の年金しか貰えないため、生活の水準を維持するのは難しい。従って、日本もドイツと同じように定年後の年金の受け取りを柔軟にリンクさせれば良い。というご意見を安達先生からいただきました。
評決の結果、発表者側の勝利となりました。
以上で第25回ゼミ報告を終わります。