第1回ゼミ報告 個人テーマ 「言語」「労働」 みんみんゼミ
OB・OGの皆様、こんばんは。2019年度第1回 個人テーマ「言語」と「労働」の司会を担当いたしました岡本と申します。報告が遅れてしまい、大変申し訳ございません。遅くなりましたが、報告をさせていただきます。まず個人テーマ「言語」について報告いたします。発表者側は、言語学的に見ても「スイス=ドイツ語 (Schweizerdeutsch) 」という表現からもわかるように、スイス=ドイツ語はドイツ語の「変種」であるため「言語」にはなることは難しく、標準ドイツ語との言語的な距離が低地ドイツ語の場合ほど大きくないことや、アレマン方言が南ドイツやオーストリアにまで達しているという点もスイス=ドイツ語を「言語」とすることは難しいと主張しました。その後BBSへの回答を行いました。「標準ドイツ語に対する態度」に、ドイツという国に対する印象などといったもの〜とありますが、それはどんな印象でしょうか。また、スイス人が標準ドイツ語に対して否定的な印象を持っているのは、スイスでは標準ドイツ語より上だという思想教育のようなものがある為、成長していくにつれ持つ考えなのでしょうか。それとも、元々スイス人が持っている考えなのでしょうか。という質問に対し発表者側は、“使っている言語がスイスドイツ語という面で、ヨーロッパの中でも先進国であるドイツというイメージが強く、また言語的な戦力も強いのではないか”と答えました。それに対し、ヨーロッパでは英語の次に学習されているのはドイツ語であるという威信がある。さらにヨーロッパ大陸で、英語を母国にしている人はいない。よって、ドイツ語の影響力は強いと言えるのでスイスがスイスドイツ語を使用しているかがわかる。また祖国力を経済力・軍事力・人口のどこに置くのかで変わってくる、という補足を安達先生から頂きました。また、スイスドイツ語は言語になることが難しいとあるが、1人でも話者がいれば言語になるのではないかという意見に対しては“ドイツ語やフランス語など、国際会議でも持てるような、字幕で出てくるレベルまでいったものが言語と考えるため方言である”と回答しました。BBSの意見に加えて、スイスドイツ語を言語にするのは難しいと思うが、学校内などで分からない時は使われるという風に使っている時点で、言語になるのではないかという意見に対しては、“書き言葉ときてなどで、地位が確立できないという定義なので今回は言語にはならないといえる。”と回答しました。評決の結果、フロア側の勝利となりました。次に個人テーマ「労働」について報告いたします。発表者側は、最近日本でコンビニ等での24時間営業見直しがされている中、ドイツでは「閉店法」により規制がされているように思う。日本にドイツとまったく同じように「閉店法」を導入するのは不可能であるが、深夜営業、24時間営業を地域に住む人々の年齢層、工業地帯の有無に考慮し、高齢者が多い地域は深夜営業、24時間営業を廃止し、工業地帯は深夜営業、24時間営業を継続するなど地域に沿った営業時間の変更が必要なのではないかと主張しました。その後、BBSの回答を行いました。24時間営業の店舗を減らすということについて日本のコンビニは深夜にトラックで近くの店舗を周り、荷物が配送される仕組みを取られておりますが、一部24時間営業廃止のコンビニでは荷物をどのように配送・補充を行うのかという質問に対しては、コンビニの入荷時間について大手コンビニのセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンについて調べたのですが、確かにセブンイレブン、ローソンは深夜にも入荷が行われていましたが、ファミリーマートは18時の入荷が1番最後で、このことから必ずしも深夜に入荷を行わなければならないのではなく、夕方までにできるのではないかと回答しました。BBSでの書き込みへの回答を含めさらなるディペートを行いました。高齢者が多い地域では深夜営業を廃止するべきとありますが、何か緊急事態があった時高齢者には24時間営業しているコンビニが少なくとも地域に1つは必要なのではないか。また、24時間コンビニの密集の方が問題であると考え、その地域の範囲内に同店舗が複数存在する場合は、その中の1、2店舗のみを24時間営業にする、というような対策をするべきだと思う。といった意見に対し、都市部では同じグループのコンビニがあるのでその点は見直すべきだと思った。しかし高齢者の方に関してはアンケートによると不要だと思う方が多い。どちらかというと、早朝が欲しいという方が多く、1店舗2店舗は空けといて良いのではと考えると回答しました。またウィンドウショッピングは閉店法により、できないのでは?という質問に対しドイツの日曜は、電気をつけたり、床に本やCDを並べてウィンドウショッピングをよりしやすくするようにしている。と回答しました。安達先生からは、日本の生活スタイルに合うように機能している為、コンビニだけではなく、トータルの生活スタイルを変える必要があるとのお言葉を頂きました。評決の結果、今回はフロア側の勝利となりました。以上で2019年度第1回 個人テーマ「言語」と「労働」のゼミ報告を終わります。
OB・OGの皆様、こんばんは。2019年度第1回 個人テーマ「言語」と「労働」の司会を担当いたしました岡本と申します。
報告が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
遅くなりましたが、報告をさせていただきます。
まず個人テーマ「言語」について報告いたします。
発表者側は、言語学的に見ても「スイス=ドイツ語 (Schweizerdeutsch) 」という表現からもわかるように、スイス=ドイツ語はドイツ語の「変種」であるため「言語」にはなることは難しく、標準ドイツ語との言語的な距離が低地ドイツ語の場合ほど大きくないことや、アレマン方言が南ドイツやオーストリアにまで達しているという点もスイス=ドイツ語を「言語」とすることは難しいと主張しました。
その後BBSへの回答を行いました。
「標準ドイツ語に対する態度」に、ドイツという国に対する印象などといったもの〜とありますが、それはどんな印象でしょうか。また、スイス人が標準ドイツ語に対して否定的な印象を持っているのは、スイスでは標準ドイツ語より上だという思想教育のようなものがある為、成長していくにつれ持つ考えなのでしょうか。それとも、元々スイス人が持っている考えなのでしょうか。という質問に対し発表者側は、“使っている言語がスイスドイツ語という面で、ヨーロッパの中でも先進国であるドイツというイメージが強く、また言語的な戦力も強いのではないか”と答えました。
それに対し、ヨーロッパでは英語の次に学習されているのはドイツ語であるという威信がある。さらにヨーロッパ大陸で、英語を母国にしている人はいない。よって、ドイツ語の影響力は強いと言えるのでスイスがスイスドイツ語を使用しているかがわかる。また祖国力を経済力・軍事力・人口のどこに置くのかで変わってくる、という補足を安達先生から頂きました。
また、スイスドイツ語は言語になることが難しいとあるが、1人でも話者がいれば言語になるのではないかという意見に対しては“ドイツ語やフランス語など、国際会議でも持てるような、字幕で出てくるレベルまでいったものが言語と考えるため方言である”と回答しました。
BBSの意見に加えて、スイスドイツ語を言語にするのは難しいと思うが、学校内などで分からない時は使われるという風に使っている時点で、言語になるのではないかという意見に対しては、“書き言葉ときてなどで、地位が確立できないという定義なので今回は言語にはならないといえる。”と回答しました。
評決の結果、フロア側の勝利となりました。
次に個人テーマ「労働」について報告いたします。
発表者側は、最近日本でコンビニ等での24時間営業見直しがされている中、ドイツでは「閉店法」により規制がされているように思う。日本にドイツとまったく同じように「閉店法」を導入するのは不可能であるが、深夜営業、24時間営業を地域に住む人々の年齢層、工業地帯の有無に考慮し、高齢者が多い地域は深夜営業、24時間営業を廃止し、工業地帯は深夜営業、24時間営業を継続するなど地域に沿った営業時間の変更が必要なのではないかと主張しました。
その後、BBSの回答を行いました。
24時間営業の店舗を減らすということについて日本のコンビニは深夜にトラックで近くの店舗を周り、荷物が配送される仕組みを取られておりますが、一部24時間営業廃止のコンビニでは荷物をどのように配送・補充を行うのかという質問に対しては、コンビニの入荷時間について大手コンビニのセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンについて調べたのですが、確かにセブンイレブン、ローソンは深夜にも入荷が行われていましたが、ファミリーマートは18時の入荷が1番最後で、このことから必ずしも深夜に入荷を行わなければならないのではなく、夕方までにできるのではないかと回答しました。
BBSでの書き込みへの回答を含めさらなるディペートを行いました。
高齢者が多い地域では深夜営業を廃止するべきとありますが、何か緊急事態があった時高齢者には24時間営業しているコンビニが少なくとも地域に1つは必要なのではないか。また、24時間コンビニの密集の方が問題であると考え、その地域の範囲内に同店舗が複数存在する場合は、その中の1、2店舗のみを24時間営業にする、というような対策をするべきだと思う。といった意見に対し、都市部では同じグループのコンビニがあるのでその点は見直すべきだと思った。
しかし高齢者の方に関してはアンケートによると不要だと思う方が多い。
どちらかというと、早朝が欲しいという方が多く、1店舗2店舗は空けといて良いのではと考えると回答しました。
またウィンドウショッピングは閉店法により、できないのでは?という質問に対し
ドイツの日曜は、電気をつけたり、床に本やCDを並べてウィンドウショッピングをよりしやすくするようにしている。と回答しました。
安達先生からは、日本の生活スタイルに合うように機能している為、コンビニだけではなく、トータルの生活スタイルを変える必要があるとのお言葉を頂きました。
評決の結果、今回はフロア側の勝利となりました。
以上で2019年度第1回 個人テーマ「言語」と「労働」のゼミ報告を終わります。