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ゼミ合宿 個人発表 「労働」

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1ゆい???v 2018/10/07 23:01 ?d?b3PC iPhone

OB・OGの皆様 こんばんは。個人テーマ「労働」の司会を担当致しました、金沢と申します。投稿が遅くなり大変申し訳ないのですが、ゼミ合宿の報告をさせていただきます。

今回の個人テーマ「労働」ではドイツの第4次産業革命と呼ばれるインダストリー4.0という言葉に着目し、日本との比較も交えながら考察を深めることを目的とし、ドイツではインダストリー4.0という政策が進められ、日本でも同様なデジタル化を進め、人と機械が対立するのではなく、協調する新しいデジタル社会を目指しているが、むしろ機械に頼り人間の働く幅が今後狭まってしまうのではないかと主張をしました。

まずBBSに投稿された質問や意見からのディベートを始め、フロア側からは、機械だから出来ることがより重視される業務ではやはり人件費削減ということも含めて導入されてもおかしくは無いと思った。例えば映画のチケットの購入はカウンターよりも機械の方がスムーズで良い。しかし先日発生した北海道での大地震を見ると機械に頼りすぎてしまうと良くないとも思うという意見に対して、安達先生から近年、IOTというツールが登場して、外にいてもスマホ1つで家電のスイッチを入れられたりと便利だが、停電が起こったらIOTらは機能せず、結局 手でしても機械で動かしても変わらないという意見を頂きました。
次にインダストリー4.0の適用は巨大な工場だけか、個人の町工場も入るのか、規模はどの程度でしょうかという質問には、基本製造業に適用されるので町工場までも範囲だという発表者側からの回答がありました。
次に人間の労働の長所はサービス精神があることだと思う。インダストリー4.0は製造業で使われるため、サービス業には必要なのか?という意見に対しては、発表者側から原稿にも掲載されているようにAIによる自動運転などは安全性は高まるが、運転手と客の会話など、タクシーの良い点が損なわれる。仮にAIが運転をしモニター越しなどで話し相手付きの機能にしても結局は人件費の削減はできないという反論が挙がりました。そこで安達先生からはタクシーは移動手段であり、コミュニュケーションは求めないのではないかというご指摘をいただきました。
ディベートの中盤では安達先生から、昔はあって現在は無い職業、例えば駅で切符を切る駅員が挙げられ、その原因として大阪万博開催の時代に混雑回避の為に改札機というものが導入され、(東京では20年後に導入された)切符を切るということは人間がやる必要性はなく、むしろ機械にさせた方が人道的である。現代で例を挙げてみると街頭のティッシュ配りなどは宣伝が目的であるから人間でなくてもよい、機械にさせたらノルマの配布数まで立たせてても疲れないし、ズルもしない。というご意見をいただきました。また、日本は接客を重んじるが、ドイツでは接客の重点は大したことではない。ドイツと日本では人間が提供するサービスに対して温度差があるため、すみ分けは大前提だ、というご指摘も頂きました。
続いて、主張にある人間の働く幅とは職業の種類のことか、それても人数のことかいう質問には、その両方であるという回答が出ました。そこで安達先生からは機械のシステムダウンが起こったらトラブルが続き一網打尽になってしまう。機械へのハッキングやセキュリティの問題も挙げられる、というご意見をいただきました。
次にフロア側からは機械に頼る前にサービスの点では、人間と機械の間で折り合いが付けられるのではないか、という意見が出ました。発表者は実際にホテルマンをロボットに置き換えるという試みも行われている。便利さどんどん向上するが、しかし人間がいなくなり、ますますロボットが導入されてしまう。という反論をしました。安達先生からは人手不足が大きい要因だろう。例えば片方はAIで価格が安い、片方は人間で高い、といった客に選ばせる、旅館などは女将や従業員のサービス性によるリピーターも多いという点からもランクですみ分けをし、選択肢を与えるというのも1つの案だ、というご意見をいただきました。
最後に安達先生から、AIなどの機械が導入される事によって、技能を持っていない人の極分化が進む。人間によって行われる職業は減り、生き残りは困難になり、AIのメンテナンスを出来る人達が重宝されるだろう。実際に介護職は職務の半分は力仕事であり、機械化は仕事の効率化に繋がり、また医者などは誤診も減るだろう。データを参考にして最終決断は人間、といった病院を増えていくかもしれない。
だかしかし、ロボットのエンターテイメントはうけない。エンタメなどは人間によって表現されるから感動する、同じく教師などはロボットでは不十分で人間にしか出来ない。特に日本では物の売る買うは人と人の接触で成り立つものあり、その9割が営業ようなものである。需要は売り手が自ら作り出すもので、そこがロボットになると需要を作り出すのではなく、最低限の結果しか生まれない。
という講評をいただきました。

評決の結果、発表者側の勝利となりました。
以上でゼミ合宿 個人発表者「労働」のゼミ合宿を終わります。

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