みんみんゼミ

第15回ゼミ報告

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1おかもと???v 2018/10/06 02:07 ?d?b3PC PC

OB,OGの皆様、こんばんは。
第15回ゼミの司会を担当致しました、岡本と申します。
先に、後期からは前期とは仕組みが異なり1人の個人発表とテーマ(時事問題系)を決めディペートする企画を1回のゼミで行うことになった事をここにご報告させて頂きます。

9月29日第15回のゼミでは「方言」をテーマとした個人発表を行いました。
夏合宿の発表では、 ?母音の音が変わる?二重母音を含んだ単語の数が増える?“p,t,k”のその周辺の音が変わりやすい という3つの特徴がバイエルン方言を発音の観点からみて考察した際に挙げられた。?の「二重母音を含んだ単語の数が増える」について、1つの理由として「二重母音化現象の影響」が挙げられる。
そこで、今回の発表では上にあげたもの以外の理由として何が考えられるかについて考察をしました。
そして、バイエルン方言の特徴のうちの1つ、「二重母音を含んだ単語のかずが増える」が起こった理由について、「二重母音化現象の影響」の他に、その後同時期に起きた「単母音化現象の影響を受けなかった」ということを主張しました。

まず最初にBBSに書き込まれた質問への回答から始めました。
“アレマン方言は二重母音化と短母音化どちらの影響も受けなかったと書かれているが、これは地理的な問題でこれらの影響は受けておらず、もともと単母音の傾向があったということか” “二重母音も単母音もどちらも新高ドイツ語の主流になったと記載されています。二重母音は16世紀と時代が提示されていますが、単母音はいつごろから主流になったのか。主流になっている地域が違うだけで時代としては同時期なのか” という質問に対しては、地域と地域の間に山脈が連なっており(図2左下点線)、人が通りにくかった為にアルマン方言の単母音の傾向があったと言える。また、単母音の主流時期は二重母音と同様に16世紀からであると回答しました。
“バイエルン方言が単母音化の影響を受けなかったのは、地理的なものだという捉え方で正しいか。他に何か大きな理由はあるのか。”という質問に対しては100%と断言は出来ないが、地形が関係していると答えました。それに対し“山や湖の影響で交流が不可に近かったのか”という質問が出ました。それには平地があり交流が取れないわけではないが、とても遠回りになるためそんなに人の行き来がなかったと推測されると回答しました。
“唇を丸くする発音は上部ドイツ語地域に起こり、その他の地域にも広がっていったとありますが、唇を丸くする発音広がっていったのに対し、二重母音化や単母音化は広まっていったが影響を及ぼさなかった地方があるのは何故か”という質問に対しては、唇を丸くして発音するのは低地ドイツ西側〜東ポンベルン(左側の地域)に多いことからも地形以外に政治的な理由により公布に偏りが生まれたと考えられると回答しました。

また、ディペートを重ねていった上で安達先生から“水運が便利だったために川の近くに街が出来、繁栄していた。では何故川があるという地形的理由により言葉に偏りが出来たのか。”というご指摘を頂きました。さらに、その理由として川を渡っただけで言葉は変わらない。例えば、食糧難や戦争,政治的・経済的理由,植民地といったことにより大量に人が移動したりし定着したためである。また、州を越えるには国内でも関所があり簡単に行き来できる環境ではなかった為。さらに人々の長期に渡る交流(政治,経済,天気変動など)により言葉の変化に定着が現れるとご教授頂きました。

評決の結果、発表者側の勝利となりました。


次に企画では“日本とドイツのサービスから見た国民性”について ?サービスと費用?サービスと費用以外の部分 の2つにわけ2週に渡ってディペートしていくことに決まりました。今回は1週目であるため?サービスと費用に取り組みました。
まず、日本派とドイツ派か聞いていった所、日本派2人ドイツ派4人と別れました。
大まかにいうと、日本派は “サービスに対価を払わなくてよい。” ドイツ派は”サービスに対価を払うべき”という考えです。
(参考資料は、熊谷徹 さんの「なぜドイツはサービス砂漠なのか?」より)
日本派の意見としては、「サービスはお金をもらわなくてもしてもらいたい。」「必要最低限の事」「食事を提供して会計では機械的であり、値段の中には+αとしてのお店の雰囲気もはいってるし味わいたい」「高級なお店で購入するときその値段にはスタッフの対応の良さも入っている」とのことでした。
ドイツ派の意見としては、「お金を払ってもサービスの悪い人はいる。しかし、チップがほしい人はより良いサービスをする」「サービス料込の値段で態度が悪いと嫌だが、払っていなかったら諦めがつく」「働く側として過剰なサービス要求に対しサービスをするかしないか選べる。さらに客側もサービスの良し悪しを選択できる。」といった理由が挙げられた。

2週に渡っての企画の為評決はとっていませんが、これを踏まえて次回?サービスと費用以外の部分 でディペートし評決を出したいと思います。


以上で第15回のゼミ報告を終わります。

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